尊敬します!トランぺッター

トランペットのバルブの操作
トランペットのバルブの操作

ソの音の口にする&バルブを操作する⇒レ、ミ、ファの音が出る

(ウェブサイト「楽器解体全書」より)

 

 ステージア研究会は、引き続き、「エレクトーンで鳴らせる楽器の指導書づくり」をしています。

 

 ストリングス〔弦楽器〕群はクリアしたので、今回は、ブラス〔金管楽器〕群のトランペットから。

 

 学生時代に吹奏楽部に所属していたN先生が、あれこれ教えてくださいます。

 「唇をぶるるるって震わせて音を出すんだよ」

 「マウスピースだけで、ドレミファソラシドーって鳴らせるんだよ」

 「口で倍音を鳴らして、ピストンバルブで音の高さを確定するんだよ」

 

 なんか、非常にややこしくないですか?

 唇を震わせながら、口笛を吹くように息を調節しながら、倍音とピストンバルブの状態を考えて、それでやっと、ほしい高さの音が出るということですよね。

 そうして一つ一つの音を出しながら、それらをつなげて音楽を生み出しているなんて、河原で練習している中高生も、すごい人たちだったのですね。

 

 その後、トロンボーンとホルンについても調べたのですが、どちらもトランペットに負けず劣らず難しそうでした。

 

 ピアノやエレクトーンは、高さの順に鍵盤が並んでいて、タップするだけで音が出せます。入門者でも簡単に演奏を楽しむことができます。

 一方、ショパン国際ピアノコンクールの出場者たちのように、驚くほど複雑なテクニックを駆使して美しい音楽を奏でる人たちもいます。

 

 金管楽器と比較して、発声が容易なピアノやエレクトーンなら、正しい音の高さで弾くのは朝飯前なはず。

 ですから、生徒さんたちにも、「とりあえず、楽譜通り弾けました」の〇ではなく、自分自身が心地よいと思える響き、自分自身が満たされるような演奏を目指してほしいです。

 言うは易く行うは難し、ですけどね。


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