オンラインの外の世界

坂井知寿さんの「水族館」の演奏が聴けるYoutube
坂井知寿さんの「水族館」の演奏が聴けるYoutube

 昨年の2月以来、足を運ぶことのなかった千里中央のヤマハ音楽教室へ行ってまいりました。先月まではオンラインで参加していた指導法研究会の集まりのためです。

 

 本題の指導目標のための取り組みの経過報告の前に、雑談タイム。

 

 まず、Youtubeでライブ配信されている第18回ショパン国際ピアノコンクールのお話。

 「右側のダンパーペダルはもちろんのこと、左側のソフトペダルも、細かく細かく踏みかえてるの!」とO先生。きっと、出場者のみなさんは、妥協せず、理想の音色を追及していらっしゃるのでしょうね。

 

 次に、今度の支部配信セミナーの講師坂井知寿さんのYoutubeチャンネルについて。

 サン=サーンスの組曲『動物の謝肉祭』より「水族館」の演奏などを聴き、「我が家にあるのと同じエレクトーンでこんな音が出るなんて!」と研究会メンバーのテンションが上がりました。

 

 それから、アレンジステージ(エレクトーン指導者がその資質と能力向上のために参加する編曲のコンクール)の作品をU先生が披露してくださいました。

 曲名は「Groovin' Edelweiss」。やさしい3拍子の「エーデルワイス」が、ファンク・ミュージックに変身。最近バンド活動を始めた小学5年生の生徒さん用にアレンジしたそうです。

 16分音符のリズムやシンコペーションなど、メロディが難しいところは伴奏がシンプルだったり、節目でまるまる1小節休めるところを作ったりしているので、かっこ良く聞こえるのに難易度は低くなっています。「生徒さんへの愛があふれてる~」と感嘆の声が上がりました。

 

 そうこうして、研究会も終わり、その帰りのこと。

 7階の教室からの下りエレベーターの中は無言。コロナ以前はあれこれおしゃべりしていましたが、電車もバスも「黙乗」ですものね。

 

 新しい生活様式に寂しさを感じることもありましたが、久々の千里中央行きで、トリミングされたオンラインの世界から脱出できたような気分になりました。


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