新年度の研究テーマ

京都駅ビルのピアノの横の掲示文
京都駅ビルのピアノの横の掲示文

 今年度の指導法研究会の活動方針は、「各自で研究テーマを決め、継続して指導を実践しながらその結果をみて試行錯誤していこう」です。

  「移調奏を取り入れることで音楽力アップ!」とか、「譜読みができるようにする」とか、「即興演奏にチャレンジ」等々、みなさん、いろいろな研究テーマを決めています。

 

 興味深かったのは、H先生の「レベルチェックシートの活用」。今までは、弾ける/弾けない、わかる/わからない、と2項対立的なチェックだったのをフィギュアスケートの採点項目の「出来栄え点」などのように、より細かくチェックする、とおっしゃっていました。

   

 わたしも、スケールやカデンツは、弾ける/弾けないだけでチェックしていました。でも、それでは、単なる「型」通りに指を動かしているにすぎません。

 ですから、「型」としてスケールやカデンツを弾けるようになったら、楽曲の中でそれらを弾き、表情のある「音楽」として演奏できるように指導していきたいと考えを改めさせられました。

 

 研究会の中で、M先生から「生徒が京都駅ビルのストリート・ピアノを弾いた動画を送ってくれました」と朗報が。

 『鬼滅の刃』の曲を弾くと、とても上達して、人前でも臆することなく弾けるようになったそうです。

 「弾きたい!」と情熱を傾けられる曲を増やしてあげるのが、指導者の一番の役目なのでしょうね。


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