リコーダー+奏者=楽器

音楽の図鑑
音楽の図鑑

 ステージア研究会は、引き続き、「エレクトーンで鳴らせる楽器の指導書づくり」をしています。

 今回は、N先生が「こんなの買ったよ~」と音楽の図鑑を持って来てくださいました。

 

 生徒さんにリコーダーも教えているけどタンギングが上手くできない、という先生がいらっしゃったので、さっそく図鑑のリコーダーのページを開いてみることに。

 

 そこに面白い写真がありました。

 リコーダーを吹いているおじさんの背中に子供がくっついています。「リコーダーを吹いている人の体も響いているよ」というキャプション付き。

 リコーダーは楽器が鳴るだけでなく、吹いている人の鼻の方と喉の方へも音が響いているのですって。

 

 そこで、思い出したのが、ヤマハで楽器のデザインを担当している人のインタビュー動画です。

 そのデザイナーさんは、管楽器は奏者の内臓が延長しているように、弦楽器は奏者の相棒のようにデザインするのだそう。

 内臓というと生々しいけれど、それだけ一体感があるデザインにするということなのでしょうね。

 

 リコーダーなどの管楽器は、奏者も含めて一つの楽器になるのだなあ、と興味深く思いました。

 また、管楽器や弦楽器に比べると、鍵盤楽器は奏者との距離感がありますが、だからこそ、息づかいやタッチを繊細に変えて、表現を工夫する必要があるのだろうな、と思いました。


 ホーム  ブログの目次