楽器を大切に

取扱説明書の落雷のおそれがある時の注意書き
取扱説明書の落雷のおそれがある時の注意書き

 自分の楽器を大切にしている人にも、思わぬ落とし穴があります。今回は、その2つの落とし穴をご紹介します。

 

 ① アルコール消毒で鍵盤にひびが入った!

 jetのT先生のお話です。

 新型コロナ流行以前に、鍵盤のアルコール消毒を始めたところ、日を置かずに、ピアノの鍵盤にひびが入ってしまったそう。修理に来た調律師さんは、すぐに原因を突き止め、「アルコールのご使用はお止めください」と言われたそう。

 新型コロナ流行中の今は、どこでもシュッシュッとアルコール消毒しますよね。あちこちのストリートピアノも、消毒用アルコールが乾かないうちに鍵盤に触れてしまう人が多いようで、鍵盤ひび割れが生じているとか。

 ヤマハでは、感染症対策として、鍵盤拭きには鍵盤クリーナー の使用が推奨されています。でも、まずは演奏の前後に石鹸で手を洗う、が基本ですね。

 

 ② 落雷でエレクトーンが故障した!

 jetのY先生のお話です。

 数年前のことですが、Y先生のお宅の前の電柱に雷が落ちて、家中の電気製品がダメになってしまったそう。電気製品であるエレクトーンも一緒に。

 ショックですね。

 わたしも、子供のころ、エレクトーンを弾いている時に、近くに雷が落ちたことがありました。その時は、電源が切れただけで済んだのですが、雷パワーを侮ってはいけませんね。

 雷が近づいてきたら、エレクトーンや電子ピアノのコンセントは抜きましょう。音が出なくても、音色を思い浮かべて指を動かす練習はできますからね。


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