脳内音楽表示のあれこれ

ウォーミングアップでたたく16分音符のリズムのパターン
ウォーミングアップでたたく16分音符のリズムのパターン

 今回のパーカッション勉強会では、16分音符のリズムをスティックで打つウォーミングアップをしました。

 

 上の楽譜の①から④のパターンを、①②③④、②③④①というように、ずらしながらたたいていきます。まず、リーダーのK先生が見本を示して、他のメンバーがそれに続き、何度か繰り返します。

 単純なのですが、楽譜を見てやっているわけではないので、やっているうちに頭がこんがらがってきて、「あれ?次のパターンはどれだっけ?」となり、一人脱落、二人脱落。そして、ついには全員ギブアップとなりました。

 

 S間先生が「このパターンは何番っていうのをしっかり結び付けたらできる!」とおっしゃったのですが、番号からリズムへの変換作業というのも、わたしにはややこしく感じられます。

 そこへ、K先生が「知り合いで、リズムを思い浮かべると、パーッと頭の中に楽譜が書き上がって、それを見ながらたたくといってた人がおりましたわ」と、天才的人物の話を聞かせてくれました。

 

 わたしの頭の中はというと、カタカナが並んでいます。

 上の楽譜なら、「タトトン、タトトン、タタント、タタント、タントト、タントト、ターアタ、ターアタ」。拍頭とアンティシペーション〔前のめりのリズムで、弱拍のタイミングに強拍がずれ込む〕のところにアクセントをつけて読み上げる感じです。

 

 楽譜を見ながらの時も、S井先生は、「拍に合わせた縦の線が見える」なんておっしゃっていましたし、同じように演奏していても、人の頭の中はそれぞれ違うのだなあ、と興味深かったです。


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