受験用レジストレーション

タッチトーン(赤枠のところ)がゼロ設定の受験用レジストレーション
タッチトーン(赤枠のところ)がゼロ設定の受験用レジストレーション

 昨年、グレード試験の仕様が大きく変わりました。その後も、少しずつマイナーチェンジしているので、今回の指導法勉強会では、押さえておきたい変更ポイントや、疑問点などについて話し合いました。

 

 その中で気になったのが、エレクトーン演奏グレード(Bコース)受験用に用意されているレジストレーション〔音色の設定〕のデータ。

 そのレジストレーションを使うのは、初めて見た楽譜でもすぐに演奏できる力や、耳で聴いた音楽を再現演奏できる力を試す曲です。即興的に弾くものですから、ふだん練習している曲に比べ、難易度も低く、弾いて面白い曲ではありません。

 面白みのない曲ならせめて、すてきな音色で弾かせてあげたいと思っていたのですが、受験用レジストレーションは、シンプルを極めました、というような愛想のない音色でした。

 

 帰宅してから、ふとピアニストの清塚信也さんのことを思い出しました。

 グランドピアノでクラシックの名曲を詩情たっぷりに演奏する一方で、キーボードでもポップスをピアノ用にアレンジした曲などを時には美しく、時にはゴージャスに演奏していらっしゃいます。

 清塚さんのように、弘法筆を選ばず、を目指そう!という心構えで行けば良いのかもしれませんね。

 

 ああ、でも、受験用レジストレーションのタッチトーン〔打鍵の強弱で音量に変化をつける機能〕がゼロ設定なのは、辛いです。

 いつも愛想よく応えてくれるエレクトーンにつれない対応をされたようで寂しくなります。

 

 グレード試験を控えるみなさん、受験用レジストレーションでエレクトーンにそっけなくされても、めげずに頑張りましょうね!


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