本番は1度きり

『マンボ・メドレー』コンガのパート譜(部分)
『マンボ・メドレー』コンガのパート譜(部分)

 3月のとある午前中、パーカッション勉強会では、JESフォーラム〔私が所属する千里jetの各勉強会の活動報告の場〕での発表のための前日練習が行われていました。

 「速さに不安があった『マンボ・メドレー』もいい感じになりましたね」とリーダーのK先生。そして、S先生の「今日の良かった演奏を録音して発表に使っちゃおうか」という発言に、一同、笑いに包まれました。

 

 そして、本番当日。他の勉強会の一年の成果が次々と発表され、いよいよパーカッション勉強会の出番がやって来ました。

 まずは、打楽器のセッティング。N先生から「ティンバレスのスティック取って」と声をかけられ、私の足元にあったカゴに手を伸ばしました。ところが、カゴを漁っても漁っても、2本組のスティックが1本しか出てきません。「なんで無いの?」とパニック状態になりかけた時、カゴの外にもう1本が転がっているのを発見。ようやく、準備完了となり、演奏がスタートしました。

 

 ゆっくりな『ブラック・マジック・ウーマン』は問題なく終わり、続いて『マンボ・メドレー』の演奏が始まりましたが、人前で演奏する緊張感もあってか、どんどんテンポが上がっていきます。全員が生の演奏なら問題ないのですが、合わせる音源(打楽器以外のパートの演奏)は録音なので、ズレたのに気づいては直し、またズレては直し、とかっこ悪い演奏になってしまいました。

 

 本番は、1度きり。スムーズに演奏に入れるような準備、周りの音をしっかり聴ける冷静さ。本番で失敗しないために、いろいろ課題はあるなあ、と反省の一日でした。


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