チェックシート1年目の感想

レベルチェックシートの変化記号の部分
レベルチェックシートの変化記号の部分

 指導法勉強会で作成したレベルチェックシートを使い始めて、1年近くが過ぎました。今回の勉強会で、使ってみての感想の中に、指導者にとっては耳の痛いことがありました。

 

 それはT先生の「チェックシートを使ってショックだったのが、〔フラット。半音低くするマーク〕も、〔ナチュラル。で変化させた音高を元に戻すマーク〕も、“シャープ“という名前だと思っていた子がいたんです。しかも、一人だけじゃなく!」という発言です。

 その記号が初めて出てきたときには、しっかり教え、生徒さんも理解したと感じられても、後になれば、すっかり忘れられていることも案外多いみたいです。

 H先生も、自分の子どもが学校の音楽のテストの感想欄に「ピアノで習わなかった音楽用語を音楽の授業で知ることができて良かったです」と書いていたので、何を習ったのかと聞けば、全部かつて教えたことだったそう。

 

 記憶として定着させるには、とにかく繰り返すこと、と聞きます。何度も思い出してもらえるような印象的な伝え方をするか、間隔を置いて、思い出させるように質問するのが良いかと思います。

 チェックシートも一度クリアしたら終わりではなく、忘れたころに不意打ちで質問したりして、何度も使っていこうと思いました。

 

 

※ ご参考までに、「レベルチェックシート」に関するブログです。

  → 「レベルチェックシートづくり」

  → 「チェックシートの活用」

  → 「スケールを聴こう」


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