頭の中に理想をつくる

「銀河鉄道999」のキメの部分のドラム
「銀河鉄道999」のキメの部分のドラム

 今月のステージア勉強会では、N先生が発表会で弾く2曲を取り上げました。どちらもエレクトーンとピアノ1台ずつのアンサンブルです。

 

 1曲目は、ゴダイゴの「銀河鉄道999」。生徒さんが弾くエレクトーンを、N先生のピアノが盛り上げる感じです。

 一度、演奏してもらったところで、次々と意見が出ます。

 「オクターブで弾くトレモロの音域が低すぎる」、「オブリガードのバランスが悪い」、「シンバルのインパクトが小さい」、「キメのリズムのところでドラムのフィルインがほしい」などなど。

 一つずつ手直ししていると、あっという間に時間が過ぎ、もう1曲の「ルパン3世~ラテン・バージョン~」は、フルートの音色を輪郭がくっきり際立つように変えたところで、時間切れ。

 ですが、2曲とも素敵に生まれ変わりました。

 

 勉強会の先生方が、次々と改善すべき点を挙げていく様には、いつも感心してしまいます。こうしたら「良い演奏」になる、という理想が頭の中で詳細にでき出来上がっているからこその芸当ですよね。

 たくさんいい演奏を聴いて、頭の中の「理想の演奏」をあらゆる点で詳細にしていくと、実際の演奏もより良いものに変わっていくと思います。「聴く」機会は、ぜひ大切にしてくださいね。

 

 

※ ご参考までに、エレクトーンのリズムに関するブログです。

  → 「ドラムの音にも耳を傾けて」

 

※ エレクトーンのアレンジに関するブログはこちらです。

  → 「ちびトトロも『こんにちは。』」

  → 「じっくり向き合って」 


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