じっくり向き合って

イベントの案内カード
イベントの案内カード

 エレクトーンのデモンストレーター中川深捺さんの演奏を聴きながら、手づくりパンのブランチを楽しむイベントに行ってきました。

 エレクトーンという楽器を紹介するという趣旨もあり、いろいろなジャンルの曲を、いろいろな楽器の音色で聴かせてもらえました。

 

 面白かったのが、ショパンの「仔犬のワルツ」をパリの街角風に、とか、サン=サーンスの「白鳥」を車のコマーシャル・ソング風に、とかのアレンジ〔編曲〕です。

 エレクトーンは、ボタンを押すだけで、本当にたくさんの音色が出るのですが、それらしい楽器編成で、それらしいアレンジにして、それらしく演奏するのは、結構大変です。しかし、中川さんの演奏は、「それらしさ」が自然に出ていて、とてもかっこ良かったです。

 中川さん自身も、楽しんでアレンジなさっているようで、「赤鼻のトナカイ」が世界中を回る、という設定でアレンジした曲は、お客さんの反応をワクワクした感じで見ながら、本当に楽しそうに弾いていました。 

 演奏する、と言えば、耳で聴いたまま弾く耳コピーや、楽譜どおり弾くのが一般的ですが、想像力を膨らませてアレンジして、聴いてくれる人の反応を楽しみながら弾く、というのもあるんですね。

 

 演奏もパンも、じっくり向き合って作り上げられたものに触れられ、英気を養えました。

 

 

※ ご参考までに、エレクトーンのアレンジに関するブログです。

  → 「頭の中に理想をつくる」

  → 「ちびトトロも『こんにちは。』」


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