リズム感を培う

上の段はストレートで赤で囲った部分が1:1、下の段はバウンスで2:1の長さになる。
上の段はストレートで赤で囲った部分が1:1、下の段はバウンスで2:1の長さになる。

 35度を超える酷暑の中、いつものメンバーが勉強会に集まりました。冷房の中に入ってもしばらくは体の熱が冷めず、エレクトーンの勉強の前に、雑談に花が咲きました。

 

 「米津玄師さんの“Lemon”を弾いている生徒さんがいるんだけど、どうしたらバウンスのリズムを弾けるようになるんだろう?」とT先生。

 そして、「バウンスの曲を弾く機会は少ないもんね」とか、「うちの生徒も、バウンスで歌えるのに指はストレートで動く」などと同意の声が上がり、「うちの生徒は3拍子の曲が苦手」とか「5拍子が難しい子もいる」という話に。それから、リズム感はどのようにして培われるのか、という話に移りました。

 

 U先生によると、アフリカのわらべ歌のCDを聴いたら、全曲5拍子だったそう。また、T先生によると、メトロノームを鳴らしても弾けない子が、エレクトーンでバス・ドラムとスネア・ドラムのシンプルなリズムを鳴らしてみたら弾けたそう。

 そこで、バウンスの曲も、3拍子や5拍子の曲も、小さい頃から聞いていれば自然とそのリズム感が培われていくのではないだろうか。また、慣れないリズムでも、耳からしっかりインプットした後に、バス・ドラムを鳴らすなどして小節の1拍目がわかる状態で練習すればれば、スムーズに弾けるようになるのではないか、という推論が挙げられました。

 

 なんと言っても、好きな曲を聴くのは楽しいですが、世の中にはいろいろな音楽があふれていますから、馴染みのない曲もどんどん聴いて、リズム感などの音楽的感性を育んでいきたいものですね。

 

 

※ ご参考までに、拍子感やリズム感に関するブログです。

  → 「足元から音楽に乗ろう」

  → 「隣で感じるアンサンブル」

  → 「引っ掛かるポイント」(アウフタクト)

  → 「1拍の長さと空間の広さ」

  → 「8分の6拍子の世界」

  → 「同音連打と拍子感」

  → 「続・同音連打と拍子感」

  → 「リズム感のある体」


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