クマゼミの大合唱

クマゼミの鳴き声。これを輪唱的に、少しずつタイミングをずらして歌い始める。
クマゼミの鳴き声。これを輪唱的に、少しずつタイミングをずらして歌い始める。

 ただいま、クマゼミの大合唱に覆われています。エレクトーンで、トライアングルのロール〔素早い連打〕を鳴らしているのですが、まったく聞こえません。午後にはパタリと鳴き止んでしまうので、エレクトーンは後まわしにして、クマゼミの声に耳を傾けることにしました。

 

 ミンミンゼミは、ひらがなで鳴いているかのごとく、「みいーん、みんみんみんみんみんみいー」ですが、クマゼミの“聞きなし”はちょっと難しいです。「シャロシャロシャロ」と「ディグディグディグ」を同時に発音する感じでしょうか。シェイカーを振っている音に似ている気がします。テンポは、Vivace〔ヴィヴァーチェ:活発に速く〕。長いひと節を歌い終える前に、f 〔フォルテ:強く〕の16分音符からmp 〔メゾ・ピアノ:やや弱く〕の32分音符になってperdendosi 〔ペルデンドシ:次第にゆっくり、消えていくように〕。そして、D.C.〔ダ・カーポ:曲の頭に戻って繰り返す〕

 

 日常生活で耳にする音を文字で伝えるようとするとき、音楽用語はとても便利ですね。新しい音楽用語に出会ったら、その言葉に当てはまる身の周りの音を探してみるのもおもしろそうです。

 

 

※ ご参考までに、音楽用語、音楽記号に関するブログです。

  → 「『写譜』でしっかり読譜」 

  → 「フェルマータごっこ」


 ホーム  ブログの目次