〇がもらえる演奏

クラーベの間隔を保ちつつずらしたリズム
クラーベの間隔を保ちつつずらしたリズム

 私が所属する千里jetでは、毎年3月にJESフォーラムが開かれます。フォーラムのメインは、千里jetの各勉強会の活動報告です。

 

 ヴィオリラ〔弓で弾いたりピックで鳴らしたりする大正琴のような見た目の弦楽器〕勉強会がとびきり美しいハーモニーの「海の見える街」(『魔女の宅急便』より)のアンサンブルを披露したり、ラテン・パーカッション勉強会が「クラーベのリズムの間隔はそのままに小節の頭を少しずつずらしていく」という奏者には難しいながらも、聴衆には心地良いリズム・アンサンブルを披露したり、今年も他のjetメンバーの活躍ぶりを知ることができました。

 

 フォーラムの終わりに、なんば&千里jetの会長であるT先生が「生徒さんがどんな演奏をしたときに〇をあげていますか?」と、お話しをされました。

 T先生曰はく、

 「間違えずに演奏できたら〇、なんてしていたら、生徒は間違えずに演奏しようとガチガチになってしまいますよ。少々楽譜どおりでなくても、うっとり気持ちよくなる演奏や、思わず踊り出したくなるような演奏など、心惹かれる演奏ができたら〇をあげるんですよ。」とのことでした。

 

 JESフォーラムで聴いたjetメンバーの演奏は、まさに〇がもらえる演奏。私自身も、生徒さんに見本で弾いて聴かせるときに、〇がもらえるような演奏をしなくちゃ!と思いました。


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