レジストレーション研究中

書き出したレジストレーションの一例
書き出したレジストレーションの一例

 エレクトーンには、楽譜に対応した市販のレジストレーション(音色の組み合わせ。以下、レジスト)のデータを使って演奏する他に、自分でレジストを設定して演奏する、という楽しみ方もあります。

 レジストの設定方法を教えられるよう、その知識の習得を目指すのが、ステージア勉強会です。

 

 ただ今、ステージア勉強会では、R&Bアレンジの「夜空ノムコウ」のレジストで、自分たちで作ったもの(以下、「ス」作)と、デモンストレーター〔演奏活動を通してエレクトーンの普及を図るプロ〕の方に改良してもらったもの(以下、「デ」作)の比較をしています。

 

 まずは、ひたすら音色を書きだします。上の図のようなレジストの表を、「ス」作と「デ」作それぞれ32パターン、書き出しました。それから、レジストが別のレジストへ変わるタイミングも書き出し、「ス」作と「デ」作のレジストの対応関係がわかるように並列させました。

 ここまで、6人のメンバーで手分けして取り組みましたが、文字をぎっしり書いて、目はチカチカ、手はピキピキ。毎回、勉強会が終わるとぐったりしていました。

 あとは、実際に音を出しながらの比較です。まだ途中ですが、耳で聴いただけではわからない「隠し味」のような音があって、音の輪郭をくっきりさせたり、音に厚みを持たせたりしていることがわかりました。ちょっと苦労が報われた気持ちです。

 

 他の曲でも同じようにしてレジストを研究することになっています。一人では投げ出してしまいそうな地道な作業ですが、「学問に王道なし」と思って、他のメンバーとともに頑張ります! 


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